◎保険だより
1.胎児機能不全 での複雑加算は、緊急帝王切開では算定可、選択帝王切開では算定不可。
2.救急医療管理加算(以下 救医 と略す)について入院時 相当な重症状態が判る詳記があれば 救医1 の算定が認められる。
例1 :重症妊娠悪阻:ウェルニッケ脳症、重症脱 水で意識喪失状態。
(漫然とした点滴では救医2)
例2 :分娩停止、胎児機能不全:即刻手術(緊急帝王切開)が行なわれた場合。
(入院後決定の手術は 救医2)
3.子宮双手圧迫術について
30分以上の圧迫が規定されており、子宮出血止血法(分娩時)では止血困難な重症状況が認識できる詳記があれば算定可。
4.投薬による副作用チェックのための検査について
専門医会報第430号(平成27年11月15日)の通達は 8月の中国ブロック協議会を参考にし産婦人科としては下記に変更致します。
・疑い病名が必要 、 更に詳記が望ましい。
・当日のホルモン剤投与は、疑い病名の転帰(当日の中止)があれば 可。
・検査間隔の目安は 最初は3ヶ月後 その後は6~12ケ月毎。