◎保険だより
1.妊娠高血圧症候群のうち、重症者ではハイリスク妊娠管理可算(届出)の算定対象
ですが、重症病名がない場合や、あっても治療内容等によっては査定対象となりま
す。
2.ノンストレステストと超音波検査(ドップラー法)(胎児心音観察)の同一日施行は
一方のみの算定です。併算定は認められません。
3.超音波検査について
1)卵巣機能不全の病名での実施はおおむね50歳までです。その後は更年期症状で
あり、認められません。
2)流産(稽留流産、不全流産、進行流産)については確定時までの算定で、診断
確定後は認められません。
4.分娩監視装置の算定は分娩時に限られ、胎児機能不全あるいは異常分娩の経過改善
の目的で陣痛促進を行う場合に認められます。
5.血液凝固検査について
術前検査としては、出血時間、血小板、フィブリノーゲン、PT、APTT時間
が一般的です。帝王切開、大量出血が予想される悪性腫瘍手術ではATⅢ、およ
びFDPまたはD-ダイマーのいずれかが算定できます。