第478号(令和6年5月19日)

◎保険だより
#1 不妊治療に際しての、たとえばゴナールエフ、オビドレルは性線刺激ホルモンに属しており、在宅注射指導管料算定は可能ですが、在宅注射指導管理料を算定している患者に同薬剤を院内注射した際には、在宅注射指導管理料と注射との併算定は不適当です。
#2 不妊治療に際して、血液型算定は過剰です。
#3 超音波検査による子宮体癌の診断について:子宮頚管が閉鎖し病理学的検査が出来ない場合には従来より認めてきておりますが、初診時に「子宮体癌疑い」で超音波検査と内膜スメアを併施した場合の超音波検査は認められませんので御留意願います。
#4 MVA キットについて:保険適応は流産手術のみです。胞状奇胎除去術、子宮内膜掻把術での使用は適応外ですので御留意願います。