◎保険だより
平成29年度中国ブロック協議会医療保険協議議題の抜粋を掲載します
1.切迫流早産に対するプロゲデポー投与は用法・用量(通常75125mg/週)が原則で250mg週は不可。
2.不全流産・稽留流産時、無手術で経過観察の場合の超音波検査について:無手術で経過観察の旨の記載がある場合には流産診断時1回と確認の意味での1回計2回は認める。
3.コルポスコピーと膣洗浄の併算定はコルポスコピー検査自体に膣洗浄が含まれているため原則不可。
4.カンジダ膣外陰炎の再発時の初診料算定は治癒判定後1ヶ月以内は不可。同一病名では1ヶ月以上空いていることが原則。
5.術後感染予防抗菌剤適正使用は術後3日まで、感染症治療であれば通常7日まで。
6.細菌培養同定検査に伴う嫌気性培養加算の算定について不可:細菌性膣炎、細菌性膣症
可:子宮頚管炎、絨毛膜羊膜炎、子宮内感染、子宮留膿腫、子宮付属器炎、ダグラス窩膿瘍、バルトリン腺膿瘍、(化膿性)乳腺炎
7.切迫流産例における超音波検査の検査回数(何回/週)について
外来・入院ともに間隔が必要(暦週に非ず)で週1回は5~7日の間隔、週2回は3~4日の間隔が必要。(暦週が適応となるのはノンストレステスト(
8.膣錠の投薬について
膣錠は処置薬で医師が挿入するのが原則故止むを得ず投薬する場合の投与期間は7日までが原則。(ただし、抗真菌膣錠の場合100mgは7日間、300mgは2日間、600mgは1日間。)
9.妊娠37週以降の前期破水例に対する抗菌薬の投与について
感染症病名がない場合は内服薬が妥当、注射は注記要。感染症病名がある場合は常用量は可。