第430号 (平成27 年11 月15 日)

◎保険だより

  1. 閉塞性動脈硬化症の病名に対して、脈派図、心機図、ポリグラフ検査3又は4検査
    (130 点)は血管伸縮性検査(100 点)で請求してください。
  2. 副作用チェックのための検査は標的の薬剤名を記載し、副作用チェックの旨注記をし
    てください。単に疑い病名の羅列は不適切です。
    3. ルナベル投与時に脂質代謝異常,高脂血症病名があると禁忌となり査定となります。
    その他の禁忌病名にも注意してください。
    4. 更年期障害(心身症)病名で心身医学療法は算定可能です。うつ病名での認知療法は
    精神科医の対応が必要ですので婦人科での請求は困難です。30 分以上の診療時間が必
    要です。
  3. ウテメリン投与は1日6Aまでが限度です。それ以上は認められません。
  4. 細胞診でASC-US の場合の傷病名は「異形上皮の疑い」です。この場合がHPV 核酸検出
    及びHPV 核酸検出(簡易ジェノタイプ)の保険適応となります。「子宮頸がんの疑い」
    や「異形上皮」の病名では適応外です。HPV 検査(ジェノタイプ)施行時の細胞診と
    の併用はできません。