第469号(令和4年11月20日)

◎保険だより
令和4年度日本産婦人科医会中国ブロック協議会医療保険議題の本部回答要約の一部を掲載します。(括弧内の県名は議題提出県)
#1.ジェミーナ®錠投与中の「6ゕ月毎の検診及び、1年に1回以上の骨盤内臓器の検査」を行うことについて(岡山県)内診等の診察が確認できれば算定可。検査等の必要性を念頭に。
#2.婦人科小手術(例えば①膣壁尖圭コンジローマ切除術、②バルトリン腺嚢胞腫瘍摘出術(造袋術を含む)、③処女膜切開術、④円錐切除術)の術前検査としての感染症検査(HBs抗原検査、HCV抗体)について(岡山県)目安として、入院・麻酔下の手術時は可。他科との調整を。
#3.術前検査としてのDダイマーとフィブリンモノマー複合体の併算定について(岡山県)Dダイマーが異常値なら、その後フィブリンモノマー複合体を測定。
#4.帝王切開術後のヘパリン製剤の使用について(岡山県)病名、コメントが望ましい。
#5.子宮体がん疑いの病名で、子宮内膜の細胞診と組織診の併算定について(島根県)原則として併算定不可。組織診のみ可。
#6.流産手術における「妊娠11週までの手動式真空吸引法によるもの」の適応病名について(広島県稽留流産(〇)、進行流産(〇)、不全流産(×)、完全流産(×)。保険請求上は10週まで。
#7.一般不妊治療におけるHCG製剤10,000単位の算定について(鳥取県):届出保健医療機関では10,000単位、届出保健医療機関以外では5,000単位。原則通り。